トゥデイなどのバイクをより高く売るポイント

スクーターの人気商品の一つがトゥデイです。ホンダから発売されているこのスクーターは、2016年に惜しまれながら販売が中止になりました。このため、トゥデイを購入したいという方は少なくありません。そこで今回は、トゥデイをより高くお得に売るためのポイント、トゥデイはどこに売ればいいのか、売却方法などをまとめてご紹介します。


トゥデイとは

トゥデイが販売され始めたのは2002年からです。

当時、他の車種が10万円以上という高額な価格で販売されている中、トゥデイは破格の94,800円という低価格で大きな注目を集めました。低価格の理由は、機能や装備の簡略化が挙げられます。

見た目にもシンプルなデザインですが、すっきりとしたボディラインと無駄を省いた装飾は一部で人気を博しました。値段が安いという理由もあり、学生にも人気が出ます。また、都心部では車が持てないという方にも、トゥデイは所持しやすいものでした。

トゥデイの安さの理由のもう一つが、製造を中国で行ったということです。当時、中国産のものは国内産より安く、製造側も購入側もコストの負担が少ないものでした。しかし、国内産と比べると信用性は低く、製造を中国で行うことを実現したトゥデイは異例のスクーターだったのです。

しかし、これが叶い値段を安くできたという背景があります。ホンダの戦略は大当たりで、2003年には約10万台の出荷という記録を達成しました。『参考元 > 原付買取 > バイクランド(旧ゲオバイク)

その後人気が出たトゥデイは、装備の追加やフルモデルチェンジなど、多くの方に愛されるスクーターとなります。しかし、問題も出てきます。コスト削減のために中国で生産したため、品質管理に問題が出てしまったのです。

人気があった分リコール数も多く、ホンダ側は無償修理など対応に追われました。塗装の剥げや始動不良など、公表されていない不具合も多く、安さと共にそのリコール問題も注目を集めてしまう結果となります。しかし、ホンダ側の対応力やその後の改良に伴い、トゥデイは気軽に手に入るスクーターとして店頭に並び続けます。

そして2016年、多くの方に惜しまれながら、日本仕様は生産中止となりました。

トゥディはどこに売ればいいか

トゥデイは車の買い取り専門店に持って行けば売却することができます。近くに店舗がある時は直接持って行けば対応できますが、店舗が近くにない場合、トゥデイを運ぶ手段がない場合は無料の出張買取を利用しましょう。

近年、インターネットの発展に伴い、無料買取のサービスをしてくれる業者が増えました。まず、買い取りして欲しい業者を選び、出張で買い取り対応をしてくれるかどうかを確認しましょう。ほとんどの場合、出張買取の依頼をすれば数日以内に対応してくれます。

買い取り手続きには時間がかかるので、事前にスケジュールを確認しておきましょう。買い取りにはネットオークションという方法もあります。こちらは、業者ではなく自分で売却する必要があるので、時間と手間がかかります。

ただし、業者に依頼しないのでその分手数料がかからず、オークションの内容や持っているトゥデイの状態によっては高額で売却することも可能です。ネットオークションの場合、相手の顔が見えないので信用情報が重要視されます。

オークションを運営しているサイトの規約に沿い、正しい方法で売却するようにしましょう。

買い取りの流れ

買い取りの流れを知っておくことで、スムーズに売却手続きを進めることができます。まず、売却したいトゥデイを買い取り専門店に持って行くか、出張買取で依頼をしましょう。出張買取の場合、実際に買い取りに来てくれるまで数日間かかります。

一方で、買取業者によっては24時間365日受け付け可能という便利なシステムを導入している場合もあります。トゥデイを売却する際には免許証などの書類が必要なので、あらかじめ用意しておきましょう。

その後、トゥデイの査定が行われ、価格が決定します。

このとき、査定額に関して交渉が可能です。交渉成立後は業者がトゥデイを引き取ります。店舗にトゥデイを持って行く場合、トゥデイが乗る車を用意するか、トゥデイに乗って店舗へ行き帰りは公共交通機関を利用しましょう。

交渉成立後はそのまま引き取られてしまうので注意が必要です。引き取り後、業者によって名義変更が行われます。名義変更後、手続きが終了したことを知らせる確認書が届き、指定の口座に金額が振り込まれたら買い取り手続きは終了です。

トゥデイを売る際に必要なもの

トゥデイを売却する際には、トゥデイ本体だけでは売ることはできません。各種書類を用意してから売却手続きに移りましょう。まず必要となるのが、標識交付証明書です。これは、トゥデイに付いているナンバーを交付する際に、役所が発行する書類です。

使用者の氏名や住所、トゥデイの車台番号などの情報が記載されています。この証明書がなければ売却はできません。もし無くしてしまった場合、証明書を発行してもらった市区町村の各役所で再発行の手続きが可能です。再発行の際には免許証などの身分証明書と印鑑が必要になるので、忘れずに持って行きましょう。

その他に必要となるのが、身分証明書です。身分証明書は運転免許証、パスポート、保険証、写真入りの住基カードのいずれかとなります。売却手続きの際はどれか一つを提示しなければならないので、忘れずに持って行きましょう。

また、書類に押す印鑑も必要です。自分の正式名称が使われている印鑑を持って行きましょう。自賠責保険証はなくても売却できることが多いですが、店舗によっては提示が求められる場合もあります。念のために、こちらも持って行けば安心です。

より高く売るためのポイント

トゥデイをより高く売るためには、売却相場を知っておくことが一番重要です。相場を知らずに売ってしまった場合、業者や売却相手に買い叩かれる可能性があります。売却相場は一括見積サイトで検索することができます。

トゥデイの状態や販売年代によって価格が異なってくるので、売ってしまう前にまずは自分の持っているトゥデイがどのくらいの価値があるのか、詳しく調べておきましょう。業者に売却する場合、査定後に交渉することができます。

このとき、トゥデイの相場を知っていればより高く売れる可能性が高くなります。他の業者に売ることも考えている、とほのめかすとより効果的です。